大阪大学医学部 Python会

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はじめての競プロ:入力アンチョコメモ

2019-04-27(Sat) - Posted by 小川 in 技術ブログ    tag:競技プログラミング

Contents

    入力のパターン

    Python会競プロ部(?)へようこそ!

    はじめての方には入力が最初の鬼門だと思います。
    AtCoder のABCで、これさえ覚えれば大丈夫!な入力パターンは以下の通り。 最初は説明の意味がわからなくても、とりあえずコピペすれば動きます(何)。

    言語Python3 (3.4.3) (または PyPy3 (2.4.0)) を選択してね。

    文字列を入力

    S = input()
    

    整数ひとつを入力

    A = int(input())
    

    int() が、文字列を整数 (integer) に変換する呪文です。

    整数2つ〜を一行(空白区切り)で入力

    A, B = map(int, input().split())
    
    A, B, C = map(int, input().split())
    

    まず split() で文字列を分割。 次に map()int() をそれぞれに適用しています。

    多数の整数を一行で入力

    x = list(map(int, input().split()))
    

    x は0番目から始まる配列になる。n番目は x[n] で参照します。

    使用例

    問題1

    整数A, Bが1行 (空白区切り) で

    A B
    

    のように与えられる。和 A+B を出力せよ。

    解答例

    A, B = map(int, input().split())
    print(A+B)
    

    問題2

    1行目に自然数 N, K (N>=K)、2行目にN個の整数 x1,..,xN が、

    N K
    x1 x2 x3 ... xN
    

    のように与えられる。 このうちK番目の整数xKを出力せよ。

    解答例

    N, K = map(int, input().split())
    x = list(map(int, input().split()))
    print(x[K-1])
    

    配列が0番目からであることに注意。 N は実は使わなくてよい。
    ちょっと難しいパターンだが、B問題ではちょくちょく出てくる。

    問題3

    (このパターンはたぶんC問題以降のみ。) B問題にも時々出ます。
    1行目に自然数 N, K (N>=K)、2行目〜N+1行目に N個の整数 x1,..,xN が、

    N K
    x1
    x2
    x3
    ...
    ...
    xN
    

    のように与えられる。 このうち K 番目の整数 xK を出力せよ。

    解答例

    N, K = map(int, input().split())
    x = []
    for i in range(N):
        x.append(int(input()))
    print(x[K-1])
    

    ループとの組み合わせ。C問題 B問題以降でときどき必要。

    以上です。おしまい。